つい先日、新型iPad Proと共にApple Pencil(第2世代)が発表されましたね。
第1世代のApple Pencilが発表されたのが大体3年前。
この期間でどのようにApple pencilが進化したのか、そして対応機種はどうなったのかを紹介します。
そもそも『Apple Pencil』とは?
そもそも「Apple Pencil」って一体何なのでしょうか?ちょっとおさらいしておきましょう。
Apple Pencilは、率直に言うとスタイラスペンの一種です。
(スタイラスペンっていうのは、iPadやiPhoneのようなタブレットパソコンやスマートフォンで使えるペンです。指よりも更に細やかな操作や、文字、絵を描いたりするのにとても有用です。)
そのスタイラスペンの中でもスーパー書き心地が良いのがApple Pencilなんですね。ただし、ApplePencilは使える機種が限られているんです。
旧Apple Pencilはどうだったか。メリットとデメリットをチェック!
第1世代である旧Apple Pencilは2015年9月に初代iPad proとともに発表されました。
当時、スタイラスペンはどれも、遅延やらペン先と描画のズレを大なり小なり抱えており、とても手書き感とは程遠いものでした。
そこに登場したApple Pencilは、遅延もなく狙った場所にぴったり描画でき、凄まじい快適さを実現していました。
そのため、Apple Pencilを使いたい為にiPad Proごと買う人が続出し、しばらくの間はずっと在庫切れで手に入れることができなかったほどです。
ただ、残念ながら悪い点もいくつか存在します。それは、充電するときにキャップを外してiPad Proに直挿ししなければならないという点や、リロード(キャンセル)ボタンがなかったり、本体が円筒状で転がりやすいという点です。
Apple Pencilは究極に描き心地良い為に使う時間が長くなります。だからこそ、ちょっとした欠点がとても目に付きますよね。
まとめると↓
メリット | デメリット |
---|---|
遅延がほぼない 視差もない 描き心地抜群で筆圧感知機能もある 手に馴染む 充電も早い(5分の充電で30分使える) | よく転がる キャップをなくしやすい ショートカットボタン(リロードなど)が存在しない 個人的には充電中の見た目がスマートでない、危なっかしい ペアリングがちょっと面倒 |
Apple Pencil2はどう進化した?!旧世代との違い!
正直、描き心地という点では前世代と変わらないようです。筆圧感知のレベルがさらに上がったとか、遅延が更になくなったとか、視差がなくなったとか。
正直、前世代でほぼ完成されていたのでそこをどうこうする必要がなかったんでしょうね。
つまり、Apple Pencil2は、それ以外のストレスをなくすようなアップデートをしたということです。言ってしまえば前世代の欠点を全て無くす形で進化しています。
前世代は充電もペアリングも、キャップを外し、iPadの充電口へ垂直に直挿しをすることで可能になってました。正直煩わしいし、個人的に見た目がなんかApple製品らしくないのです。
そこで、新型機種は本体にマグネットを仕込んで、iPad Proにくっつけるだけで充電やペアリングをすることが出来るように変わりました。凄くスタイリッシュになりましたねw落としてもコネクターがひん曲がる心配も無くなりました。
次に、本体に手触りと形が少し変わりました。
本体の触感がツルツルからマットな感じに変わり滑りにくくなり、一部フラットな面を作ったことにより、圧倒的に転がりづらくなりました。こういう細やかなアップグレードが地味に嬉しいです。
そして、一番の進化は、何よりショートカットボタンがついたことです!
とはいえ、物理的なボタンがついたわけでなく、本体のフラットな面のペン先側をタップすると特定の動作が行われるというものです。対応アプリによって動作が変わるみたいですね。
iPadで絵を描く人にとってはこれ以上なく嬉しい機能です。
(とはいえ、進化したぶん値段も進化してますが…。¥10,800 (税別)→¥14,500 (税別))
あと、進化とは違いますが、無料でApple Pencil本体に文字を刻印できるサービスが出来ました。何年か前のiPadやiPodにあったサービスですね。
このことを全てまとめて、旧世代と比較すると…↓
旧Apple Pencilのデメリット | Apple Penncil2になって… | |
---|---|---|
よく転がる | → | 形が変わって安定性 |
キャップをなくしやすい | → | キャップは廃止されシンプルに |
ショートカットボタン(リロードなど)が存在しない | → | ショートカットボタンあります |
個人的には充電中の見た目がなさけないし、危なっかしい | → | 充電は簡単スマートに |
ペアリングがちょっと面倒 | → | ピタッとくっつけるだけ一瞬 |
気になるApple Pencil2の発売情報や対応機種は…
Apple Pencil2は2018年11月7日に発売予定、¥14,500 (税別)ですでに公式サイトから注文できるようになっています。注文画面から、無料のメッセージ刻印を追加できます。
現在ではAmazonで19,077円+191pt (1%) で販売中
Apple Pencil2の対応機種は?
旧世代のApple PencilはiPad Proシリーズ全てとiPad(第6世代)に対応していましたが、
その他のiPad、iPad mini、iPhoneには対応していませんでした。
(2019/03/31現在では、iPad mini(2019)とiPad air(2019)にも対応しました!)
そこで、今回の新型Apple Pencilはと言いますと、先日発表されたばかりの新型12.9インチiPad Pro(第3世代)と11インチiPad Proの2機種のみのようですね…。
旧機種には全く対応していないようです。多分充電方式の違いからかなあ…。
新型iPad ProとセットでApple Pencil2を買う価値はあるのか?!
これは、個人的にはアリだと思います。特にクリエイター系の使い方を想定している方は是非とも購入をオススメします。
iPad Proも今回のアップデートでMacBook Pro並みのマシンパワーに進化したとのことですし、iPad Pro向けアプリにフル機能のPhotoshopも出ることが確定しています!
それを受けてこれからどんどん高性能アプリが出ることは間違い無いでしょうし、その為にも最高のiPadと使い心地抜群のApple Pencilを揃えておくのは賢い判断だと思います。
(ちなみにiPad Proの容量1TBモデルはメモリが6GBとの噂もあります…凄く気になりますね…)
逆に言えば、ちょっと噂のApple Pencilを使ってみたい触ってみたい程度という方は旧世代のiPad ProやiPad(第6世代)を買ってみるのもアリだと思います。
(追記:Apple Pencil(初代)はiPad mini(2019)とiPad air(2019)にも対応となりました)
まとめ
Apple Pencil2は2018年11月7日に発売、当初は¥14,500 (税別)でした。
前世代と比べると性能面では変わらず(公式での記述無し)、
持ち回りを便利にアップデートしている。
ショートカットボタンが一番の見どころの予感。
新型のiPad Pro(2018)でしか使えないが、
個人的にはすべて買い揃えてでも使う価値ありです!
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